株式会社スパコロ
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「紙アンケートのデジタル化に関する受容性調査 飲食店編」を発表しました。

2021/07/06 
Category: プレスリリース

 

 ロイヤル顧客の反応可視化ツールを提供する株式会社スパコロ(本社:東京都港区、代表取締役社長:林 秀紀)は、全国 15 歳~69 歳男女 3,759 名を対象に実施した「紙アンケートのデジタル化に関する受容性調査 飲食店編」の結果をご報告いたします。
 今回の調査では、ここ数年よく耳にするようになった DX に関連して、飲食店の紙アンケートのデジタル化に焦点を当て、その受容性を確認する目的で調査を実施しました。

※スパコロでは、長く愛される・話題のサービス・商品から、独自の選定を行い【認知率】~【利用率】のアンケートデータを発信致します。

 ■飲食店の紙アンケートの認知率は約 7 割。これまでに回答したことある人の割合は約 5 割

 飲食店でしばしば見かける紙アンケートですが、いったいどれくらいの人が認知していて、回答の経験があるのでしょうか。飲食店に置いてある紙アンケートを見たことがあると答えた「認知者」の割合は 67.5%。そして、紙アンケートに答えたことがある「回答経験者」の割合は48.4%、「1 年以内回答者」では 16.9%の割合となりました。

 

■飲食店で紙アンケートを見かけたら半数以上の人が 10 回に 1 回も回答しない

 飲食店で紙アンケートを見かけたときにどれくらいアンケートに答えているのか、その頻度についてみてみると、紙アンケートを見かけたら 3 回に 1回以上回答している人の合計は 27.9%。これに対し、紙アンケートを見かけても回答する頻度が「10 回に 1 回未満」は 24.1%、「答えない/答えたことがない」では 29.5%、未回答者を含む 10 回に 1 回未満の回答者の合計は 53.6%という結果となりました。

 

■紙アンケートではネガティブな評価は得られにくい?アンケート回答頻度が高い層ほどポジティブな評価を行う傾向に

 飲食店に置いてある紙アンケートに答える場面は「答えたら何かもらえるとき」が顕著に高く 45.5%。以降、「アンケート・質問内容に興味がわいたとき」(26.6%)、「時間を持て余したとき」(24.4%)、「店員に頼まれたとき」(21.7%%)、「料理がおいしかったとき」(21.0%)が 2 割台で続く結果となりました。
 全体の傾向をみると、総じてサービスや料理へのネガティブな評価よりもポジティブな評価をしたいときに回答する傾向がみられます。特に、この傾向はアンケート回答頻度が高い「ヘビー層」で顕著です。店内で答える紙アンケート故に、不満はあっても店員がいるその場でネガティブな評価をしづらいといった心理が働いているのかもしれません。

 

 

 

 

■紙アンケートのデジタル化意向者の割合は半数近くにのぼる

 『飲食店に置いてある紙アンケートがアプリや WEB で答えられるといいと思うか?』の質問に対して、肯定した層(「とてもそう思う」+「ややそう思う」)の割合が 49.5%で約半数にのぼる結果となりました。これに対し、否定した層(「まったくそう思わない」+「そうあまり思わない」)の割合は 21.6%です。
 アンケートのアプリ・WEB 化の肯定層で特に多く挙げられた理由は、「紙よりアプリ・WEB 回答のほうが便利・簡単/面倒さがないから」、「コロナの感染防止/衛生的・清潔/非接触がよいから」、「自分のペース・ゆっくりで回答できそうだから」、「その場で答えないので店員に気を遣わずにすむ/ホンネで答えられるから」など。そのほか「紙よりコスト効率がよい」「今の時代に合っている」といった意見も散見されました。
 一方で、アンケートのアプリ・WEB 化の否定層の主な理由は、「方法に関係なくアンケート自体が面倒だから」、「わざわざアプリのダウンロード、WEB を開くことが面倒だから」、「紙のほうがその場で答えられて便利だから」といった意見がみられました。

 

■紙アンケートに触ることに抵抗がある層は 4 割超え。コロナ影響により抵抗を感じているのは約 3 割

 コロナ禍の現状において、店内に置いてある紙アンケートや鉛筆・ペンなどに触れることにどれくらい抵抗感があるのでしょうか?多数派は、「とくに抵抗は感じない」で 49.7%。ただ一方で、「抵抗を感じる」の合計は 43.0%。うち「コロナの影響で抵抗を感じる」人の割合は33.0%と 3 割を超える結果となりました。この抵抗感は、長いコロナ禍の期間で非接触や清潔意識は根付いてきており、コロナ後も継続していく可能性も考えられます。
 なお、コロナによる抵抗感は男性(25.7%)よりも女性(39.5%)のほうが 10 ポイント以上高くなっています。

 

 

■紙アンケートのデジタル化意向者の割合は半数近くにのぼる

 『飲食店に置いてある紙アンケートがアプリや WEB で答えられるといいと思うか?』の質問に対して、肯定した層(「とてもそう思う」+「ややそう思う」)の割合が 49.5%で約半数にのぼる結果となりました。これに対し、否定した層(「まったくそう思わない」+「そうあまり思わない」)の割合は 21.6%です。
       アンケートのアプリ・WEB 化の肯定層で特に多く挙げられた理由は、「紙よりアプリ・WEB 回答のほうが便利・簡単/面倒さがないから」、「コロナの感染防止/衛生的・清潔/非接触がよいから」、「自分のペース・ゆっくりで回答できそうだから」、「その場で答えないので店員に気を遣わずにすむ/ホンネで答えられるから」など。そのほか「紙よりコスト効率がよい」「今の時代に合っている」といった意見も散見されました。
       一方で、アンケートのアプリ・WEB 化の否定層の主な理由は、「方法に関係なくアンケート自体が面倒だから」、「わざわざアプリのダウンロード、WEB を開くことが面倒だから」、「紙のほうがその場で答えられて便利だから」といった意見がみられました。

 

《総論》

 

《総論》

今回の調査では、飲食店における紙アンケートのデジタル化の受容性を探索する調査を行いました。紙アンケートを見たことがある人は約 7 割で、認知者のうち約 5 割はほとんどアンケートにほとんど答えていないという現状がわかりました。また、紙アンケートの場合、その場で答えるためか店員などへの遠慮でネガティブな評価は得られにくく、紙アンケートの結果だけに頼ると、本来の店頭の評価や改善すべき課題を見落とす可能性があることがわかりました。
     昨今のデジタル化の利便性の向上や、コロナ禍の清潔意識の向上もあってか、アプリや WEB でのアンケート回答意向者は 5割を超えています。従来の紙がよいという意見ももちろんありましたが、ネガティブな評価も含むアンケートから得た顧客の声や行動ログをアプリに連動させ顧客のニーズによりマッチしたコンテンツやサービスを速やかに提供ができるようになることで、顧客ロイアルティの向上に繋がっていくのではないでしょうか。

 


【調査概要】スパコロ『紙アンケートのデジタル化に関する受容性調査 飲食店編』
調査方法 :全国15~69歳男女を対象としたインターネットリサーチ
調査期間 :2021年6月25日(金)~6月27日(日)
有効回答数 :3,759名 ※全国の人口構成に合わせたウェイトバック集計を実施


顧客理解と市場把握の可視化をまるっとサポートするリサーチツール『スパコロ』について
モニタスが提供する『スパコロ』は、顧客理解と市場状況を可視化し、ワンストップでサポートするツールです。自社会員IDと紐付けたアンケート調査、さらに外部モニターと組み合わせたリサーチが可能になるため、企業側はより深い顧客理解や市場把握ができるようになります。さらに顧客側はポイントやプレゼントなどのメリットを受けられるので、活性化にも繋がります。
データは一元管理が可能となるため、リサーチとマーケティングでバラバラになっていたデータをまとめ、活用できるようになります。これにより広範な意識調査と自社データの直接的な関連から仮説を立てたり、店舗のビーコンや位置情報・購買情報などと連動させたアンケートを実施したり、属性別ではなく意識別の調査やアプローチができるようになります。


サービスサイト:https://monitas.co.jp/supcolo/

◇本件に関するお問い合わせ先◇

広報室 村田まで
Email:info@monitas.co.jp
TEL:080-3725-3795

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