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「競合探索調査 ワークマン編」の結果を公開しました。ワークマンの本当の競合はあのアパレルショップ?

2021/06/15 
Category: プレスリリース

 

 ロイヤル顧客の反応可視化ツールを提供する株式会社スパコロ(本社:東京都港区、代表取締役社長:林 秀紀)は、10 代~70 代 9,921 名を対象に実施した「競合探索調査 ワークマン編」の結果をご報告いたします。

     昨今、事業の多角化やオンラインサービスの充実によって、消費者の商品購入やサービス利用のパターンも多様化が進み、商品やサービスカテゴリの境界はあいまいになってきています。これに伴い、自社の競合も不明確になったり、想定外の業態・カテゴリにあることも少なくないのではないでしょうか。
 「競合とは、消費者の頭の中にある」という視点の調査の第二弾として、近年独自のノウハウを生かしたスポーツ・アウトドア用品で話題の「ワークマン」に焦点を当て、競合探索を主目的とする調査を実施しました。

※スパコロでは、長く愛される・話題のサービス・商品から、独自の選定を行い【認知率】~【利用率】のアンケートデータを発信致します。
【サービスサイトURL】https://monitas.co.jp/supcolo/

 ■買い物のときに、ワークマンのほかに候補にあがる店が「ある」は約 6 割。「ない」は約 4 割

 『買い物をしようと思ったときに、ワークマンに代わって選んだり、ワークマンとどちらを利用するか迷うお店はありますか?』いう質問に対して、「ある」と回答した人の合計は、ワークマンの 1 年以内利用顧客のうち 61.7%。これに対し「ほとんどない」と回答した人の割合は38.3%。1 年以内利用顧客の約 4 割が他店と迷わずワークマンを選んでいることがわかります。

 

 

■ワークマンの競合 1 位は? 業態別では「ホームセンター」「アパレル」「スポーツ用品店」と比較されている

 買い物をしようとしたときに、ワークマンと比較して思い浮かべられる店舗の 1 位「UNIQLO」12.2%、2 位は「カインズ」9.9%、3位「コーナン」8.2%が続いています。業態別の合計でみると、「ホームセンター」が 52.0%でトップ。続いて、「アパレル店」が 20.5%、「スポーツ用品店」が 8.1%で続く結果になりました。

 ワークマンの利用目的に応じて、”作業服·作業用品店”の競合としての「ホームセンター」、”機能性ウェア”の競合としての「アパレル店」、”スポーツウェア·シューズ”の競合としての「スポーツ用品店」が想起されているようです。競合の 1 位は「UNIQLO」となりましたが、近年ワークマンが機能性の高い商品を多く出していることから、その比較対象として「UNIQLO」が考えられているのかもしれません。

 

 

■ワークマン、作業服よりもアウトドア・スポーツや日常利用のために利用されている?

 作業服·作業用品店の印象が強いワークマンですが、実際何を買う目的で利用されているのでしょうか。目的の商品ジャンルは上位から「アウトドア·スポーツ」24.6%、「靴·長靴」23.8%、「防寒着・防寒グッズ」23.3%、「ワークマンプラス関連商品」22.1%。上位の傾向よりワークマンならではの高機能性商品への需要が伺える結果となりました。
 買い物の目的の上位には”スポーツ”や”ワークマンプラス”、”レインウェア”、”カジュアルウェア”などのジャンルが多くあることから、『スポーツやアウトドア、 日常利用のためのワークマン』が受け入れられていると推察されます。

 

 

 

■ワークマン利用者に聞いた、『〇〇を買うならどこ?』

 直近 1 年間にワークマンを利用している人に、作業服·作業用品、スポーツ用品、アウトドア用品の購買ジャンルについて、『もしそれを買うために一つだけお店を選ぶとしたらどこ?』という質問をしてみました。
 まず、作業服·作業用品では 1 位「カインズ」(22.5%)、2 位「コーナン」(16.2%)、それ以降もホームセンターが続いており、「ワークマン」は 6 位の位置づけに。
 続いて、スポーツ用品では、1 位「ゼビオ」18.4%、2 位「スポーツオーソリティー」(14.9%)、「ワークマン」は(11.9%) で 3 位に。アウトドア用品においてもスポーツ用品同様に 1 位「ゼビオ」18.1%「スポーツオーソリティー」(17.8%)、「ワークマン」が(16.4%)で3 位という結果に。スポーツ用品、アウトドア用品の選好ではそれぞれの大型店、専門店がひしめく中でもその機能性を求めてか、1 割以上の人が「ワークマン」を 1 番に選ぶということがわかりました。

 

 

 

 

■ワークマンの利用理由 TOP3は「低価格」「ワークマンプラス」「機能性」

 ワークマンが利用されている理由トップ 3 は、「価格が安いから」(64.7%)、「ワークマンプラスの商品があるから」(42.8%)、「機能性の高い商品が買えるから」(32.8%)。上位の理由より、ワークマンは高い機能性とコストパフォーマンスが評価されていることがわかる結果となりました。
   ワークマンは、プロユースの作業服·作業用品の店というよりも”ワークマンプラス”のようなアウトドアやスポーツウェアを中心とした“機能性“の高い商品が手ごろな価格で買えるお店としての認識で利用されている様子です。

 

 

 

《総論》

 今回の調査では、ワークマンの競合を探索してみました。すると、これまでの作業服·作業用品店のイメージとは反して、競合の 1 位として UNIQLO が挙げられたほか、ホームセンターやアパレル店、スポーツ用品店が主な比較対象として考えられていることがわかりました。
     ワークマンは、作業服に留まらず、スポーツ・アウトドア用品へ領域を広げ、コストパフォーマンスがよい高機能な商品がユーザーに評価されています。今後、このワークマンの強みが認知・理解されることによって、ユーザーが増え、より浸透していくことが予想されます。比較対象とされている業界の方々としては、今後もワークマンから目が離せない展開となるかもしれません。

     マーケティング活動のなかで、競合の現状を把握したいことは多々あると思います。市場の変化は速く、業態や商品・サービスカテゴリの枠組みがあいまいになっているなかで、定期的に消費者の意識や行動から競合をチェックしてみてはいかがでしょうか。

 


【調査概要】スパコロ『競合探索調査 ワークマン編』
調査方法 :全国10~70歳を対象としたインターネットリサーチ
調査期間 :2021年6月7日(月)
有効回答数 :9,921名 ※全国の人口構成に合わせたウェイトバック集計を実施


顧客理解と市場把握の可視化をまるっとサポートするリサーチツール『スパコロ』について
モニタスが提供する『スパコロ』は、顧客理解と市場状況を可視化し、ワンストップでサポートするツールです。自社会員IDと紐付けたアンケート調査、さらに外部モニターと組み合わせたリサーチが可能になるため、企業側はより深い顧客理解や市場把握ができるようになります。さらに顧客側はポイントやプレゼントなどのメリットを受けられるので、活性化にも繋がります。
データは一元管理が可能となるため、リサーチとマーケティングでバラバラになっていたデータをまとめ、活用できるようになります。これにより広範な意識調査と自社データの直接的な関連から仮説を立てたり、店舗のビーコンや位置情報・購買情報などと連動させたアンケートを実施したり、属性別ではなく意識別の調査やアプローチができるようになります。


サービスサイト:https://monitas.co.jp/supcolo/

◇本件に関するお問い合わせ先◇

広報室 村田まで
Email:info@monitas.co.jp
TEL:080-3725-3795

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または「顧客理解と市場把握の可視化をまるっとサポートするリサーチツール『スパコロ』」を明記いただくようお願いいたします。

 

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